仕事を終えた男は、車の後方座席を見て唖然とした。
何故だろうか?
窓が割れる
12月17日の夕方、その事件は起こった。
仕事を終えた私は、駐車場に停めた車に乗り込み扉を閉めた。するとその直後に
「バリン」と後ろから何かが割れてガラガラと音を立てた。
何事かと後ろを振り返ってみると…
リアウインドウが砕け散っていた
あまりにも突拍子もない状況に数秒間思考停止した後、
「はあ!?」
と思わず素っ頓狂な声を上げていた。
何で?を繰り返す思考をよそに、割れたリアからトランクルームをのぞき込むと
でっけえ石が鎮座していた。
粒径は7㎝、重さは110g。明らかにそこらの砂利よりクソでかい
何故こんな馬鹿みたいにでかい石が鎮座しているのか…
石が当たる
この不可解な状況を説明するためには、駐車場の立地についての情報を補足する必要がある。
私が停めた駐車場の立地は
・砂利が敷かれている
・後ろは高台で、線路でもある
・高台にはフェンスや防護柵などの遮蔽物がない
…もうお分かりだろう。
リアウインドウ破砕の原因は線路からの飛び石である。(推測)
より厳密に推測するならば、「飛び石で出来た風穴から、扉を閉めた衝撃で広がり砕け散った」
といったところだろう。
その後私は父に電話し、ビニールシートとテープで応急処置をして家に帰ることが出来た。
ありがとう、親父。
そして車を修理に出し、線路の管理元であるJRにも連絡して現在に至る。
JRには今後の措置(弁償・線路の整備等)について交渉中だ。
金が飛んでいく
今回の件を言い換えるなら、クリスマス1週間前にやってきた【あわてんぼうのサンタクロース】が、
私にサプライズでクソでかい石をプレゼントしてくれたわけだ。最悪である。
さらに現時点(12/22)での見積もりでは、中古のパーツで5万円程かかるそうな。
私はプレゼントをもらって金を払っているのだ。散々である。
ただ、一つだけとても幸運だったことがある。それは…
飛び石が人に当たらなかったことだ。
7㎝もある石が車窓を突き抜ける速さで、人体に当たっていたとしたら…想像したくもない。
私の車のリアウインドウが割れただけで済んだのは、本当に不幸中の幸いだったのだ。
そして…「今後は車を停める場所を変えよう」
そう心に強く誓った。
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